「ギャンブルは男の遊び」なんてもう古い?
「ギャンブル=男の趣味」という先入観は、揺らぎ始めています。
宝くじを買う女性やスマホでカジノを楽しむ主婦、オンラインポーカーに夢中な女子大生など、さまざまな人がギャンブルを楽しむようになりました🎰
統計上は依然として男性の割合が高いものの、男女の差は年々縮小傾向にあります。
本記事では「ギャンブル=男の遊び」とされてきた背景や、男女の参加率、依存症の傾向などについてわかりやすく解説します。
ギャンブルに対するイメージが、どう変わってきているのかを一緒に見ていきましょう♪
なぜギャンブルは「男のもの」と思われるのか?
ギャンブルが「男の遊び」とされてきたのには、長い歴史と文化的な背景があります。
もともと賭けごとは、祭りの余興や兵士たちの暇つぶしとして広まり、いわゆる男たちの社交場のような役割を果たしていました🎩
さらに、職場でのちょっとした勝負や飲み会での軽いノリも、男性同士の距離を縮める手段として使われていたんです🙂
そこに映画やドラマが、「勝負師=男」といったキャラクター像を重ねたことで、こうしたイメージはいっそう強まっていきました。
根強い“男の娯楽”イメージ、その理由はどこに?
ギャンブルが男の遊びとされるイメージが広まった背景には、メディアの影響も大きく関係しています。
テレビや漫画では、豪快な男性ギャンブラーが主役として描かれることが多く、危険に挑む姿が「男らしさ」と重ねられてきました💪
たとえば『賭博黙示録カイジ』のカイジや、映画『007 カジノ・ロワイヤル』のジェームズ・ボンドなどがその代表でしょう。
こうした構図が繰り返されるうちに、ギャンブル=男性のものというイメージが、徐々に刷り込まれていったと考えられます。
歴史・文化が作った「男=ギャンブラー」の固定観念を解剖する
江戸時代の丁半博打や昭和の競輪場などを見ても、仕切っていたのも通っていたのも、ほとんどが男性でした。
当時の賭場は、家父長制社会における「裏の経済圏」として機能していて、女性が立ち入ることはタブーとされていたんです😭
そんな風潮が続いてきたからこそ、今でも「ギャンブルは男のもの」というイメージが残っているのかもしれませんね。
実は女性もハマっている?日本のギャンブル男女差のリアル
これまで「ギャンブル=男性の趣味」というイメージが根強かったですが、最近では女性の参加もじわじわと増えてきています。
ここからは、日本におけるギャンブルの男女比について、最新のデータをもとにわかりやすく見ていきましょう👇
ギャンブル経験率:男性45 % vs 女性26 % ― 意外と小さくない女性層
内閣府が2024年に行った調査では、過去1年間に何らかのギャンブルをした人は、男性で約45%、女性で約26%という結果が出ています。
たしかに男性が多いとはいえ、女性も4人に1人以上がギャンブル経験ありというのは、なかなかの割合ではないでしょうか?
ギャンブル=男性のものとは、もう言い切れない時代がきていますね〜
依存症率:男性2.8%、女性0.5% ― なぜこんなに差が?
また、同じ調査では「ギャンブル依存の疑いあり」とされた人の割合は、男性が2.8%、女性が0.5%という結果に👀
つまり、男性はおよそ36人に1人、女性は約200人に1人の割合で依存リスクを抱えている計算になります。
この背景には、ギャンブルのハマり方の違いがあると考えられています。
たとえば男性は、パチンコや競馬など「高額&長時間」のギャンブルにハマりやすく、そのぶんギャンブル依存のリスクは高め😎
一方で女性は、宝くじやスクラッチといったライトなギャンブルを楽しむ人が多く、ギャンブル依存に陥るケースは少ないようです🎀
男性=パチンコ・パチスロ、女性=宝くじ…「好きなギャンブルはこんなに違う!」
同じく内閣府の調査によると、男性が最もお金を使っているのはパチンコ(約15%)、女性では圧倒的に宝くじ(約53%)という結果に!
前述のように、男性はスリルや駆け引きを楽しむタイプが多く、女性は運試し感覚で楽しめるギャンブルを選ぶ傾向があるようです。
ギャンブルに対する向き合い方にも、男女でしっかり違いが出ているのは面白いですね✨💜
「ギャンブルに使うお金」男性はやっぱり“ガンガン賭ける”傾向
1か月あたりのギャンブル予算を見てみると、男性は1万円、女性は3,000円ほどというデータがあります。
この金額差に加えて、収入のなかでどれだけ賭けにまわしているかを比べても、男性のほうが「本気度」が高めのようです💰✨
お金の使い方にも、勝負に挑むスタイルの違いがあらわれているのかもしれませんね!
男性とギャンブルの関係、世界ではどう捉えられているのか?
WHO(世界保健機関)の調査では、ギャンブルによる被害を経験した人の割合は世界全体で男性が11.9%、女性が5.5%と報告されています。
この結果からも、ギャンブルの影響を受けやすいのは男性であり、その男女差は世界共通の傾向であることが見て取れます。
ギャンブル依存を経験した人の割合、日本は3.6%で世界上位
2017年の全国調査によると、日本では約3.6%の人がギャンブル依存を経験したとされています。
参照元:国⽴病院機構 久⾥浜医療センター(国内のギャンブル等依存に関する疫学調査)
この割合は世界的に見てもかなり高い水準で、オーストラリアやシンガポールに次ぐレベルともいわれています。
3.6%という数字は、人口に当てはめれば約300万人。
これだけの人がギャンブルによって生活やメンタルに影響を受けてきたと考えると、決して少なくないインパクトですよね〜
イギリス・アメリカで急増中「若い男性×オンラインスポーツベット」
イギリスでは、18〜24歳の男性の約36%が、eスポーツやスポーツへのオンラインカジノでベットする経験しているという調査結果が出ています。
とくにプレミアリーグやテニス、F1など「観戦と賭けがセット」になっているケースが多く、スマホ1つで手軽に賭けられることから若者の利用が急増中です。
この流れはアメリカでも同様で、NFLやNBAといった人気スポーツに合わせて、若い男性を中心にスポーツベッティング市場が拡大しています😲
その結果、ギャンブル依存症として治療を受ける若者も増えており、問題視する声も強まっているのが現状です。
なぜギャンブルは男性の参加率が高いのか?世界共通の傾向を解説
日本に限らず、世界的に見てもギャンブルは男性の参加率が高い傾向があります。
その背景にはいくつかの要因があり、リスクを取りたがるといった心理的な特徴や、経済的な事情が影響していると考えられます。
近年では、広告やプロモーションがスポーツ好きな男性や勝負好きな若者を意識したものになっているケースが多く、こうしたマーケティングが男性の参加率をさらに高めている要因になっているようです。
男がギャンブルにのめり込む理由
男性にギャンブル依存が多いのは、脳内のドーパミンの働き方の違いや、男性ならではの価値観や考え方が関係しているといわれています。
ここからは、脳のしくみや社会的な影響をヒントに、男性がギャンブルにハマりやすい理由を一緒に見ていきましょう!
男性脳はリスクと勝負が好き?心理的な背景
脳の研究では「当たるかも!」という期待やスリルに対して、男性のほうが強く反応しやすい傾向があるとされています。
いわゆる運試しのような状況で、快感を得やすい脳のクセがあるんですね🔥
また、周囲に認められたい、勝って目立ちたいという思いから、ギャンブルを自分の力を試す場として選びやすい一面もあるようです。
スマホ1つで賭け放題…若い男性がハマりやすい理由
いまやギャンブルも、スマホで楽しめる時代になりました♪
場所も時間も選ばず、ワンクリックでサクッと遊べる手軽さから、オンラインカジノの利用者はどんどん増えています。
とくに刺激に敏感な若い男性にとっては、オンラインカジノが「ちょうどいい遊び場」になりやすいようです。軽い気持ちで始めたつもりが、そのまま依存のスパイラルに…というケースも少なくありません。
この「手軽さ×ドキドキ感」の組み合わせこそが、若者をギャンブルに引き寄せる一番の理由なのかもしれません😅
実は根深い「ギャンブル=男らしさ」の呪縛
「勝負強さこそ男の勲章」という価値観が、ギャンブルと男性を結びつける大きな要因になっているといわれています。
ギャンブルに負けても「まだ終わってない」「今に取り返せるハズ」と深追いしてしまうのは、こうした価値観が背中を押してしまうからかもしれません。
気づけば「勝つまでやめたくない」という気持ちにとらわれてしまい、そこからズルズル抜け出せなくなることも...😨
このパターンが、ギャンブル依存につながってしまうケースも少なくないんです。
女性もギャンブルする時代へ|もう“男の遊び”じゃない
かつては「ギャンブル=男の遊び」というイメージがありましたが、今ではその常識も少しずつ変わり始めています。
日本では宝くじの購入率が女性のほうが高いというデータもあり、オンラインカジノも女性の好みに寄り添ったデザインや演出が増えているようです(´▽`ʃ♡ƪ)
ギャンブルの世界も、性別の壁がゆるやかにほどけていく時代に入りつつあるのかもしれませんね!
女性の宝くじ参加率はじわじわ上昇中
日本宝くじ協会の調査によると、令和3年から令和4年にかけて、女性の宝くじ購入経験が大きく伸びていることがわかっています。
購入経験者の割合では男性のほうが多いですが、伸び率を見れば、女性の間で宝くじへの関心がじわじわ高まっているのは間違いなさそうです🤩
その背景には、宝くじ購入の気軽さや高額当選の期待感が、女性の心をつかんでいることが理由のひとつといえるでしょう。
海外で広がる「女性向けオンラインカジノ」ブーム
最近オンラインカジノ業界にも、女性ユーザーを意識したサービスが増加しています。
たとえばイギリスでは「Pink Casino」や「Queenplay」といった、女性向けオンラインカジノが登場し、人気を集めています💕
これまで男性向けのイメージが強かったカジノも、性別を問わず楽しめるエンタメへと、少しずつ進化しているようですね!
性別の壁が消え始めたギャンブル市場
ギャンブル業界全体でも、多様性を意識した動きがどんどん広がってきています。
オンラインカジノやスポーツベッティングでは、女性ユーザーを意識した広告やプロモーションが増えており、戦略の方向性が明らかに変わってきているのがわかります。
たとえば「FanDuel」はWNBAと組んで女性アスリートを起用したプロモーションを展開。
さらに「Boomerang Bet」は、女子サッカー選手のアリシャ・レーマンをブランドアンバサダーに迎え、女性ファンとの接点を強化しています🤞✨
「依存症は男だけの問題じゃない」―今こそ必要な対策
ギャンブル依存症は、もはや男性だけの問題ではありません。
スマホひとつで24時間いつでもどこでも賭けられる時代になり、性別や年齢を問わず、誰もが依存リスクにさらされています。
だからこそ、今こそ「誰でも守られる仕組み」が必要です。
ここからは、日本や海外の取り組みをもとに、ギャンブル依存を防ぐために必要な対策について見ていきましょう!
日本の依存症対策はまだ足りてる?
日本では、相談窓口や利用制限制度などのサポート体制が整いつつありますが、若年層へのアプローチはまだまだ不十分といわざるを得ません。
スマホで手軽に賭けられる時代だからこそ、SNSなどを活用した「早めの気づきと支援」が今後の大きな課題といえます✅
イギリスはここまでやっている!海外の最新規制
イギリスでは、ギャンブル依存を防ぐために、かなり踏み込んだ対策が進んでいます。
たとえば、1日で約17万円以上負けた場合には、しっかりと支出チェックが入る仕組みが検討中です。
さらに、若い世代への影響を減らすために、スポーツ番組などでのギャンブル広告も制限されつつあります。
こうした取り組みからも、ギャンブルとどう付き合うかを真剣に考える姿勢がうかがえますね👍
オンライン化で広がるリスクと「性別問わず守る仕組み」の必要性
スマホひとつでギャンブルが楽しめる時代になり、依存のリスクは男女関係なく広がっています。
そんななか、AIで異常なプレイを検知してアラートを出す仕組みや、自分でプレイを制限できる「自己排除ツール」など、安心して遊ぶための対策が少しずつ整ってきています。
誰もが安心してギャンブルを楽しめる環境づくりは、これからもっと大切になっていきそうですね♪
結論|男だけのギャンブルはもう終わる
いまや、統計や市場の動きを見れば、女性プレイヤーの存在感ははっきりと確認できます。
「ギャンブル=男の世界」という昔ながらのイメージはまだ残っていますが、オンライン化やルールの整備が進んだ今、誰でも安心して楽しめる時代に近づいています💪🔥
これからは性別にとらわれず、自分のスタイルで節度を持って向き合うことが、ギャンブルとの新しい関係のカタチになっていきそうですね!
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CasinoTopsOnline編集部