ビデオポーカーとは | 初心者向けに基本ルールと攻略法を解説
ビデオポーカーの種類や基本ルール、遊び方の流れ、攻略法、そしておすすめのカジノをご紹介します。
ポーカーは毎年ラスベガスで世界大会が開催されるほど人気のゲームで、日本の競技人口は約100万人と言われています。
日本の野球人口が約18万人を考えると、どれだけポーカーが人気ゲームかお分かり頂けるのではないでしょうか。ただ、各地の大会で使用されるポーカーの種類は「テキサスホールデム」で対プレイヤーと対戦するので、相手がいなければプレーすることができません。
そこで登場したのがビデオポーカーです。ビデオポーカーはオンライン上でコンピューターと対戦するので、時間や場所を選ぶ必要もなく、いつでも遊ぶことができます。
ビデオポーカーとは
ビデオポーカーとは、オンラインやアプリなどで楽しむ事が出来るソフトウェア型のポーカーです。
心理戦でスリリングな展開を味わうといったポーカーですが、ビデオポーカーはきらびやかな会場紳士、淑女がたしなむカジノ会場の一角に設置されたりしています。
魅力として対人のポーカーとは違い、小銭を入れて状況に応じて対応する、というより機械的にアプローチできる気軽さがあります。他にも対プレーヤーのポーカーと違い、役をそれあと、獲得金を倍以上に増やせる「ダブルアップ」・「マルチハンドゲーム」といったゲームができます。
ビデオポーカーの特徴
ビデオポーカーのメリットとしては、人を集める必要がない点です。
例えば、ポーカーゲームとして最も有名な「テキサスホールデム」をプレイしようと思うとディーラー役も含めると最低でも3人必要です。
しかしビデオポーカーであればオンライン上で全て完結してしまう為、自分の好きなタイミングでプレイする事が出来ます。
また、もう1つのメリットとしては、自分のペースでゲームを進行出来る点です前述の通り、他にプレイヤーがいる場合は必然的に心理戦にもなりますが、ビデオポーカーであれば、コンピューターと対戦する形となり、好きなだけ熟考する事が出来ます。初心者の方などゲームルールを覚えたいという方にはオススメの対戦形式となっています。
一方、デメリットの1つとしては、テキサスホールデムをプレイ出来ない点にあります。最も有名なポーカーゲームであり、テキサスホールデムの練習をしたいという方も多いと思いますが、ビデオポーカーでは対戦形式のゲームは扱っていない為プレイする事が出来ません。
また、デメリットとして基本的にコンピューターとゲームとする形ですので、心理戦がありません。これは人によってはメリットになり得るかもしれませんが、ブラフのような対戦相手との間で発生する駆け引きなどが好きという方からするとそのような心理戦がない事はデメリットとなってしまいます。
ここでもう一度、メリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
人を集める必要がない点
自分のペースでゲームを進行出来る点
デメリット
テキサスホールデムをプレイ出来ない点
ブラフのような心理戦が使えない点
ビデオポーカーの種類
ビデオポーカーと一口に言ってもゲームの種類は複数存在します。
ここでは特にオススメのビデオポーカー3種を解説します。いずれもゲーム内容は非常にシンプルですので、まずはプレイしてみて自分に合ったものを見つける事をオススメします。
ポーカーの種類は「ポーカーの基礎 | 代表的なポーカーの種類や特徴を解説」に詳しくまとめています。
ジャックスオアベター(Jacks or Better)
ジャックスオアベターはビデオポーカーの中で最も一般的なゲームです。
ルールは非常に簡単で、配り直し1回のポーカーでJのワンペア以上が揃えばプレイヤーの勝ち、10のワンペア以下であればディーラーの勝ちとなります。
配り直し1回のポーカーは日本では一般的であり、多くの人がルールを把握されていると思いますので、オンラインカジノに慣れていない方であってもとっつきやすいゲームとなっています。
ジョーカーポーカー(Joker Poker)
ジョーカーが1枚足されたポーカーです。
ジョーカーはどのカードにもなる事が出来るワイルドカードとして扱われ、ゲームで勝利する為にはツーペア以上が必要となります。
デュースワイルド(DEUCES WILD)
デュースは『2』の事を指しており、ゲーム名称通り『2』がワイルドカードとして扱われます。つまりジョーカーが4枚入った状態と同じとなります。
当然、配当を得る為の下限は引き上げられており、スリーカード以上でなければプレイヤーの勝ちにはなりません。
ただし、ワイルドカードが頻繁に出てくるので役の作成が面白く、病みつきになります。
ビデオポーカーの基本ルール
ビデオポーカーの基本的なゲームのルールとしては、手札交換は1回であり、役作りとしては一般的なポーカーで使用されている役を使用します。
ビデオポーカーは以下3ステップに沿って役を揃えます。
52枚ある山札からランダムに配られた5枚のカードでスタート
手札から好きな枚数をホールド(残す)・捨てる(一度だけ)
不要な手札を選び、捨てた手札の数分を山から引く
次に具体的な役について解説します。
ビデオポーカーの役
ビデオポーカーはテキサスホールデムと同じ役が使われるので、1度覚えればどちらにも使えます。
ポーカーの役は最も強い「ロイヤルストレートフラッシュ」から最弱の「ワンペア」まで9種類用意されています。
以下で順にポーカーの役を解説します。
ワンペア
同じ数字のカードが1組ある状態。
ツーペア
同じ数字のカードが2組ある状態。
スリーカード
同じ数字のカード3枚と異なる数字のカード2枚。英語だとスリーオブアカインドと呼ばれて日本と呼び名が少し違います。
ストレート
数字が連番、階段状になっている状態
これを出せるとなかなか強いです。
※注意点:ビギナーの方で特に覚えておいてほしいのは「エースをまたいでのストレートはできない」ことです。
つまり、
「1」「2」「3」「4」「5」はOK
「11(J)」「12(Q )」「13(K )」「A」「2」これはダメ
「10」「11(J)」「12(Q )」「13(K )」「A」はOK
エースは両端にいないといけない。最小の時と最大の時。
フラッシュ
5枚とも柄が揃っている。
フルハウス
同じ数字のカード3枚と別の同じ数字のカード2枚の2セットが揃っている状態です。
実質ここまでが現実的です。次の3つ、というか最後はほぼ無理です。出せるとすごいです。
フォーカード
4枚のカードが揃っている状態です。4%以下の揃う確率です。
ストレートフラッシュ
文字通り、ストレートとフラッシュの両方揃う状態を指します。数が階段状で同じ柄になっている必要があります。
個人的に出したのを見たことがないです。
ロイヤルストレートフラッシュ
最強カードである「10」「J」「Q」「K」「A」が連番、階段状でさらに、同じ柄である必要があります。
幻の手札でコレが出せると「イカサマしてるんじゃないか!?」って思われるほどの高い難易度です。最強のセットで麻雀では天和、遊戯王で言うエクゾディア的な存在です。
ビデオポーカーの遊び方
ここでは具体的にビデオポーカーの遊び方について解説します。
難しいものではありませんので、初心者の方やオンラインカジノにあまり慣れていない方であってもすぐに理解出来るものになっています。
手順1
まず最初にベット金額を決定します。賭けられる金額はオンラインカジノやゲームの種類によって異なりますが、一般的には1枚当たりのコインの価値と賭ける枚数を決め、ベット金額を決定します。
今回はミニマムベット金額である$0.25をベットします。
手順2
DEALボタンを押しカード配布を開始します。まずはベット金額が決まった後は、真ん中のDEALを押します。
そうすると5枚のカードが配られます。これが最初の手役となります。
「クラブのA」「ハートの8」「クラブの6」「スペードのK」「ハートの5」ですので、最初の段階では役が何も完成していない状態となります。
手順3
交換するカードを決定します。交換したくないカードを選択しHOLDし、真ん中のDRAEを押します。
今回プレイしているゲームはジャックスオアベターですので、J以上のワンペアを完成させれば勝ちです。よって、クラブのAとスペードのKを残しワンペアを狙いに行きます。
手順4
新しいカードが配られ、役が完成します。
HOLDしていないカードが消え、新しいカードが配られます。交換した3枚は「ハートの6」「スペードの6」「クラブのQ」になりました。最終的な手札は、「クラブのA」「ハートの6」「スペードの6」「スペードのK」「クラブのQ」ですので、手役は無し、プレイヤー側の負けです。
最初にベットしていた$0.25は没収となります。
もし、ここでJワンペア以上の役が完成していれば配当を受け取る事になります。
ビデオポーカーのおすすめカジノ
ビデオポーカーをプレイ出来るオンラインカジノは多数存在しますが、ここではその中でも特にオススメのオンラインカジノを3つ紹介します。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノは、日本で最も知名度のあるオンラインカジノとして知られています。
また、過去の話にはなりますが海外ではTVCMが放送されていた事もあり、日本だけでなく海外においても有名なオンラインカジノとなっています。
ベラジョンの詳細は「ベラジョンカジノの総合情報」をご覧ください。
カジ旅
こちらも日本では比較的知名度の高いオンラインカジノです。
通常のカジノゲームで遊ぶ事に加えて、RPGゲームの要素が入っており、他のオンラインカジノには無い楽しみ方が出来ます。
カジ旅の詳細は「カジ旅の総合情報」をご覧ください。
ミスティーノ
上の2つのオンラインカジノには少し知名度が劣るオンラインカジノではありますが、最近人気が上昇しているオンラインカジノです。
今注目されている仮想通貨をそのままベットに使用する事が出来る点が特徴です。
ミスティーノの詳細は「ミスティーノカジノ レビュー | Mystino Casino」をご覧ください。
ビデオポーカーの確率
ビデオポーカーをプレイする上で知っておくべき役の出現確率と還元率をご紹介します。
各役の出現確率
ビデオポーカーの役の出現確率を知って、プレイの判断に役立てましょう。
ポーカーの確率は「ポーカーの実践に役立つ確率戦略と手役の段階的な出現確率」に詳しくまとめています。
ビデオポーカーの役 | 出現確率 |
---|---|
ワンペア | 1/2 |
ツーペア | 1/20 |
スリーカード | 1/40 |
ストレート | 1/250 |
フラッシュ | 1/500 |
フルハウス | 1/700 |
フォーカード | 1/4,000 |
ストレートフラッシュ | 1/70,000 |
ロイヤルストレートフラッシュ | 1/640,000 |
ビデオポーカーの還元率
「ペイアウト率」とはベットした金額に払い戻された金額を確率にしたものです。単純に言うとペイアウト率(還元率)が100%に近いものを選ぶのが損が少ないという理論になります。
100%以上にしたらカジノは損するだけなのでプレーヤーが損しすぎず、カジノも利益が取れるようバランス良く設定されています。
ビデオポーカーの還元率は一般的に95%以上と言われています。
オススメゲームのペイアウト率こちら
デュースワイルド:約100%超え
ジョーカーポーカー::約100%超え
ジャックスオアベター:約99%
基本的にフルペイを元にしています。フルペイとはペイアウトがほぼMaxの状態のマシンのことです。
ちなみに公営カジノ(+パチンコ)のペイアウト率は一般的に下記と言われております。
宝くじ45%
競輪・競馬・オートレース75%
パチンコ80%
ビデオポーカーの攻略法
ここまでの解説でビデオポーカーの基本的なルールについては理解頂けたのではないかと思います。
さて、重要なのはここから先です。ビデオポーカーのやり方は分かったので勝ち方を教えてくれ!という方もいらっしゃると思いますので、ここではビデオポーカーの攻略法について解説します。
基本戦略を習得する
ビデオポーカーには基本戦略というものが存在します。
まずはこれを抑えて頂き、勝つ確率を上げましょう。この戦略は、オンラインカジノ側の取り分を最初にする事を計算した上で作成されていますので、優先順位に基づいて判断する事で負けを最小限に抑える事が出来ます=勝つ確率を向上させる事が出来ます。
この優先順位に当てはまらない手札であった場合は5枚全てのカードを交換して下さい。
なお、ここで紹介する戦略はジャックスオアベターでの基本戦略となります。
具体的には、優先順位6以上は最初の手札の時点で勝ちが確定しているので、基本的には5枚全てをHold、それ以外は完成させられそうな役を狙いHold、ペアになっていなくてもJ以上のカードはHoldというのが基本的な戦略です。
優先度 | 最初の手札 | 実施内容 |
---|---|---|
01 | フルハウス以上 | 5枚全てをHold |
02 | ロイヤルフラッシュにリーチ | 4枚をHold(ロイヤルフラッシュを狙いにいく) |
03 | フラッシュ・ストレート・スリーカードが完成 | 5枚全てをHold |
04 | ストレートフラッシュにリーチ | 4枚をHold |
05 | ツーペアが完成 | 4枚をHold |
06 | J以上のワンペアが完成 | 2枚をHold |
07 | あと2枚でロイヤルフラッシュが完成 | 3枚をHold |
08 | フラッシュにリーチ | 4枚をHold |
09 | 10以下のワンペアが完成 | 2枚をHold |
10 | ストレートにリーチ | 4枚をHold |
11 | 柄が同じJ以上のカード | J以上をHold |
12 | あと2枚でストレートフラッシュが完成 | 3枚をHold |
13 | 柄が異なる2枚のJ以上のカード | 2枚をHold |
14 | 柄が同じ10とJ、10とQ、10とK | 2枚をHold |
15 | J以上のカード | 1枚をHold |
16 | 上記以外 | 5枚全てを交換 |
フルペイ機種で遊ぶ
フルペイ機種というのは、数あるビデオポーカーの機種の中で最も払い戻しが多い機種の事を指します。
どうせプレイするのであれば勝てる機種でやった方が絶対に良いので、確実にこのフルペイ機種を選択するようにしましょう。
まず最初にジャックスオアベターにおけるフルペイ機種の見分け方です。見分け方は難しいものではなく、ペイアウトテーブルで確認する事が出来ます。
フラッシュがベット金額の6倍、フルハウスがベット金額の9倍の払い戻しであればこの機種はフルペイ機種となります。
次にデューシーズワイルドにおけるフルペイ機種の見分け方です。
まずデューシーズワイルドについておさらいですが、『2』がワイルドカードとして扱われる為、ジョーカーが4枚入った状態と同じでのポーカーとなります。
その見分け方は、フルハウスがベット金額の4倍、ストレートフラッシュがベット金額の11倍の払い戻しであればフルペイ機種となります。
適切にダブルアップを活用する
ダブルアップとは、ビデオポーカーで勝利した後にミニゲームが行われ、そこで勝利すれば配当金が倍になります。
当然負ければせっかくの勝利金が0となってしまうのですが、フラッシュ以上で勝利していた場合であればミニゲームに挑戦する事が攻略法の1つとなります。また、ダブルアップは3連続で勝利した場合にはそれ以上ダブルアップに挑戦しないようにしましょう。3回までと決めるのがポイントとなります。
ただし、オンラインカジノやゲームによってはダブルアップが用意されていないものもありますので、ご注意ください。
ビデオポーカーのまとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
ビデオポーカーについて理解頂けたのではないかと思います。基本的なルールはそこまで難しいものではありませんが、ライブポーカーなどオンラインカジノの中にはポーカーと名の付くゲームが複数存在します。ビデオポーカーもその中の1つではあるのですが、それぞれの特性を理解した上でゲームをプレイするようにして下さい。
少なくとも他プレイヤーが介在しませんので、ゆっくり考えたい方やオンラインカジノ初心者の方、自分のペースでプレイしたいという方にはオススメ出来るゲームとなっています。
それだけではなく、ビデオポーカーは還元率が比較的高く設定されている為、プレイヤーが勝ちやすいゲームです。この記事で紹介した攻略法をベースにプレイし勝利する事を期待します。
監修: 和希愛
編集長