オンラインカジノ パチスロ完全ガイド【2024】
1964年に初代スロットマシーンが日本で開発されて半世紀以上にわたり、熱狂的なプレイヤーが増え続けるパチスロですが、近年、カジノ法案などでパチンコやスロットの話題も多くなりました。
日本には500万人以上の熱狂的なギャンブルプレイヤーがいるとされており、20人に1人は日常的にギャンブルを楽しめる人々になります。
そのなかでもパチスロプレイヤーは多く、これからパチスロを始めてみたいけど今更、誰にも聞けない、という人たちも多いのではないでしょうか。
本記事では、パチスロの始め方や台選びのコツ、勝つためのスロット解析などについて分かりやすく解説します。
パチスロとは
パチスロとは、パチンコ型スロットマシンの略称で1964年にゲームメーカーのセガ株式会社と現タイトーの共同会社「株式会社オリンピア」によって初代のスロットゲームが開発されました。そこから改良されて1977年に現パチスロの「0号機」がリリースされて現在の6号機に至ります。
パチスロの特徴は、メダルをメダルの投入口に入れて、スロットレバーを回します。すると、絵柄や数字のリールが回転してプレイヤーは3つリールを止めます。これをパチスロの1ゲームと言います。
パチスロはリールを回すことで「抽選」を行い、リールを止めることで大まかに「外れ」「子役」「大当たり」の何れか一つを引き当てるゲームです。「外れ」は何も起きずコインを消化するのみで、「子役」が当たれば少しメダルを獲得できたり、ボーナスの当選確率が上がったりします。「大当たり」はご存じの通り、メダルがたくさん増えていきます。
また、パチスロには「設定1~設定6」までの仕組みがあり、設定数が高いほど、大当たりや子役の当選確率が上がります。この設定はパチンコには存在しない概念で、パチスロの各台で設定することができます。
現代のパチスロ5号機や6号機は、開発技術も非常に高く、ストーリや演出なども非常に楽しめる反面、出玉規制が強化されて、大勝できなくなってきております。
パチスロの法律的建前
日本の刑法には「賭博罪」という法律が定められており、パチスロは「賭博」ではないのか?と考えるかたもおられるかもしれませんが、パチスロは建前上、賭博ではなく「遊戯」として認められております。
これら2つの要素は今でも引き継がれており、賭博性が判断される重要な点です。
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パチンコ屋は勝ったメダルを直接現金には買えず、三転方式で現金化
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パチスロに投入するのは通貨(硬貨)ではなくメダル
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偶然性を可能な限り抑えるため各プレイヤーの技術を介入
他にも賭博罪を回避して「遊戯」という建前で営業するための様々な工夫がなされておりますので、日本の法律上、パチスロは100%合法です。
パチスロの特徴
パチスロには、オンラインスロットやパチンコと比べて特徴的な点がいくつかあります。パチスロかパチンコかオンラインスロットのどれをやるか迷った時には、参考にしてみて下さい。
以下にパチスロの長所と短所をご紹介します。
メリット
資金の投資速度が緩やか
ストーリや演出が魅力的
デメリット
パチスロは目押し技術が必要
1日で勝てる金額が非常に低い
パチスロとオンラインスロットの違い
前述の通り、パチスロには賭博性を抑えるための工夫が取られているためカジノのオンラインスロットとはいくつか異なる点があります。主な違いは以下のとおりです。
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リールの停止ボタンの有無
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ベット額の調整
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リール数やペイライン数
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ボーナスは常にランダム
以上4点をもう少し詳しく解説します。
1. リールの停止ボタンの有無
パチスロのリールは上から下に絵柄や数字が回転して停止ボタンを押すことで、各リールが止まります。この停止ボタンがあることで、プレイヤーの技術力が反映され賭博性を低減しています。
一方で、オンラインスロットはインターネット上のバーチャル空間でのプレイということもあり、リールの出目は完全にランダムとなっていますので技術介入の余地はありません。
2. ベット額の調整
パチスロを一回転させるには1枚20円のメダルを3枚入れなくてはいけませんので最高ベット額は60円になります。それでも以前は一日20万円程度までは稼げていましたが6号機からは一日数万円程度しか勝てなくなっています。
一方のオンラインスロットは賭け金が自由自在です。最低賭け金はスロットにもよりますが0.2ドルから。そして最高ベット額は100ドルから500ドルという超高額な賭けが可能です。オンラインスロットでは過去にも開始数分で億単位を当てた強者もいます。
3. リール数やペイライン数
オンラインスロットはリール数が3つや5つなど機種によって異なり、ペイラインも3本や50本など機種によって大きく違います。
パチスロは3リール固定で、ペイランも縦・横・対角と3ペイラインです。
4. ボーナスは常にランダム
オンラインスロットは回転させると、完全にランダムな出目で結果が表示されます。パチスロのリールのように数字や絵柄の並びが決まっていることはありません。また、出目はRNG(Random Number Generator:乱数発生器)により生成され、カジノ側が操作することはおろかプレイヤーの技術すら介入できません。
一方で、パチスロには天井や設定などがあり、外部的な運も関係しますが、オンラインスロットはその時に台の運によって決まります。
パチスロ型オンラインスロット
近年、パチスロをもとに設計されたオンラインスロットが次々とリリースされており、パチスロユーザーからも人気を集めております。
バハマ諸島を本拠地とする有名ソフトウェア企業「Golden Hero社」や香港を拠点とする「Japan Technicals Games」が主に注力しており、オンラインスロットの仕様でパチスロのようなスロットがプレイできます。
以下に、主要なパチスロ型オンラインスロットの機種をご紹介します。
パチスロの仕組み
パチスロは、リールを回すことで抽選を行い、子役や大当たりを引き当てるゲームと先述しましたが、具体的にどのような仕組みになっているのでしょうか。確率や期待値、乱数などが大きく関係するので、重要な部分だけを簡単にまとめます。
これからパチスロを始めるプレイヤーも是非、知っておきましょう。
パチスロの詳細な理論は「パチスロの絶対に勝てない仕組みを数学的に分かりやすく解説」にまとめていますので、勝てない仕組みを理解して如何に勝つかを考えましょう。
乱数の取得と抽選
パチスロは、プレイヤーがレバーを引き、リールを回転させた時点で乱数(ランダムに排出される数列)を取得しています。取得する乱数の組み合わせは機種ごに決まっていますが、2の乗数で取得される決まりになってるので、「2の13乗・2の14乗・2の15乗・・・・・2の18乗」の何れかになります。
特に、多いのは「2の16乗」、つまり65,536通りから乱数を取得するスロット機種が多いです。
スロットの機械は、プレイヤーがスロットのレバーを引いた時点で、この65,536通りの中から1つの数例を取得して、その数列と一致する役がリール上に止まる仕組みとなっています。
イメージとしては、65,536匹の魚が泳ぐ釣り堀で、スロットのリールを引いた瞬間、任意の一匹が釣れて、その魚1匹1匹に「チェリーの子役」「スイカの子役」「外れ」「大当たり」などの役が振り分けられており、釣った魚の役がスロットのリールに止まる感じです。
完全確率で抽選
パチスロは、上記のように機種ごとに決められた数列から1つの乱数を取得して、抽選結果がリールに表示されますが、パチスロの抽選確率は「完全確率」となります。また、数学的には「独立事象の確率」とも言えますが、この乱数から一つの数列を取得する確率は常に一定となります。
先ほどの釣り堀の例でいうと、65,536匹の中から「大当たり」の役を持っている魚を釣り上げて、そのまま池に戻さなければ、次に大当たりの魚を引く確率は下がります。
一方で、釣った「大当たり」の魚を再度、池に戻せば、次も同じ確率で「大当たり」の魚を引くことができます。
パチスロの乱数取得も同様に、引いた役の乱数もリセットされて次の抽選を行うので、常に確率は一定となります。
乱数の取得と設定の関係
パチスロの設定6は、最も勝ちやすい設定でプレイヤーにとってはう嬉しい台になりますが、上記の例で言うと大当たりの役を持つ魚が多く、外れの魚が少ない状態となります。パチスロは設定によって、子役や大当たりの当選確率が異なるのは、これが理由です。
このような仕組みをもとに、パチスロは店舗が儲かる還元率や機械割が制御しています。
パチスロの始め方
パチスロやパチンコの経験がないプレイヤーが初めてパチスロをやろうと思うと、いろいろ分からないことが出てきます。何となく「777」を狙って回転するリールを止めることくらいは知っている人も多いかと思いますが、実際にやるためには、どうしたら良いのか、どこでコインを換金するのか、どの台が簡単なのか?などの疑問が湧いてくるはずです。
パチスロを始めるに当たり、まず知っておくべき重要項目は5つあります。
未経験者の方がパチスロを始める為の具体的な方法は「パチスロ初心者が迷わず遊ぶために知っておくべき7つの基本」に詳しくまとめています。
1. パチスロと5円スロット
パチスロはまず、お金をコインに換金するところから始まります。換金したコインをスロットマーシンに投入してレバーを引きます。
一般的なパチスロのコインは1枚20円ですので、1,000円で50枚のコインを換金することができます。
一方で、5円スロットの場合には、コイン1枚が5円ですので、1,000円で200枚のコインを換金することができます。5円スロットの特徴は長く遊べるけど、当然勝っても払い戻される金額は少なくなります。通常、一般的なスロットと5円スロットは店舗が別々なので、どちらで始めるかによって、行くべき店舗が変わります。
まずは通常スロットか5円スロットのどちらで遊ぶかを選びましょう!
2. パチスロのマナー
パチスロを打つためには、店舗を出向く必要がりますが、いくつか守るべきマナーがあります。これを守らなければ、、お客さん同士のトラブルに発展したり、店舗から追い出されたりします。また、特にそのようなことはないけど、守るべきモラルもあります。
例えば、打ちたい台が空いていても、タバコやコインが置いてあれば誰かが一時的に席を空けている可能性が高く、そこに座って打つとトラブルに発展します。昼休憩などで台を確保したまま席を空ける場合には、店舗に申請が必要です。また、「ベガ立ち」と言われ、使われている台の後ろで空くのを待つ行為も遊戯者が愉快になるので禁止されています。
このようにパチスロ特有のマナーも多いので、最低限のマナーは確認しておきましょう!
3. パチスロマシーンの機能や表示
スロットマシーンには、様々なボタンや機能、表示などがあります。必ず覚えておく必要はございませんが、覚えておかなければ、楽しみも半減しますし、大量にコインを獲得できるのにチャンスなのに見逃したりと損をすることがあります。
例えば、「ジャグラー」というノーマルタイプの初心者向けスロットには、画面右に「ボーナスランプ」の点灯位置があります。ジャグラーは「ボーナスランプ」が光れば、「Bigボーナス」か「レギュラーボーナス(バー)」のどちらかが確定します。それを知らなければ、ボーナスも取り逃すことになり、絶対に勝てません。
各スロットの一般的な機能や表示、有名な台の特徴は押さえてから始めましょう!
4. スロットの台選び
パチンコ屋に行くと、いろいろなスロットマシーンが目に入りますが、大きくスロットにはAタイプ(ノーマルタイプ)、ATタイプ、ARTタイプの3種類に分類されます。
それぞれ仕組みも異なるのですが、初心者のかたが始める時には、「Aタイプ (ノーマルタイプ)」に分類されるスロットを事前にネットなどで調べておきましょう。ルールがとてもシンプルなので、初心者でも楽しめます。Aタイプに分類される人気スロットには「ジャグラー」「パルサー」「ハナハナ」などがあり、事前にネットでちょっと調べれば誰でも簡単に分かります。
店舗へ行く前に「Aタイプ」のスロットマシーンをチェックしましょう!
5. パチスロの所得
パチンコやパチスロで勝ったお金は雑所得に分類されて確定申告が必要になります。実際には納税している人は少ないかもしれませんが、その理由には年間通してプラス収支に持っていける人が少ないのと、コインやパチンコ玉を現金に換金するとき、銀行口座を通さないのでバレにくいという事情があります。
オンラインカジノやスポーツブックでは、全ての決済をオンラインでやりますので、どうしてもバレやすくなり、確定申告を実際にやっている人もいますが、税金の扱いはオンラインカジノもパチスロも同じです。
パチスロで定期的に勝つ場合には確定申告も準備しましょう!
パチスロ攻略の基礎
パチスロはオンラインスロットと比べて、技術や知識で差がつくように開発された遊戯です。
カジノでは、トランプを使ってプレイするバカラやブラックジャックのようなテーブルゲームには、様々な攻略法が確立されていますが、スロットは完全に運だけの偶発的なゲームとなります。
一方でパチスロには、主に以下3種類の攻略法が存在しており、長期的に収益を上げているプレイヤーは必ず押さえています。
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高設定を狙う
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天井に近い台を狙う
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ボーナスのゾーンを狙う
まず、高設定の台を見分ける方法です。各パチスロの台の設定を予想することができれば、いつも高設定の台を選ぶことができるので、ボーナスの当選確率や子役の出現率も高くなります。
次に、天井を狙って台を選ぶ方法です。天井とは、各スロットに設けられた救済措置で必ずボーナスが保証される回転数の最高値を表しています。例えば天井1,500回転のスロットでは、1,500回転以内に必ず1回はボーナスが出現します。データ表示器で既に1,400回転しているがボーナスが出ていない台はあと100回転以内にボーナスが約束されます。
最後に、ゾーンを狙って台を選ぶ方法です。各台には「ゾーン」というボーナスの出現確率が高い回転数があります。例えば200回転台がゾーンの場合、200回転前後が既に回されているスロットを探して打てば、ボーナスの当選確率を上げることができます。
このように、パチスロには技術や知識である程度、運を実力に変えていくことができます。
パチスロの攻略方法については「パチスロの攻略に必要不可欠な3大戦略と機種別必勝ガイド」に詳しくご紹介していますので、こちらをご覧ください。
パチスロの解析方法
パチスロの解析方法は2つのパターンがあります。
まずは事前に各台に設定されている固有のデータを解析します。全ての台は、スペックや各設定別のボーナス当選確率、機械割(出玉率)、ゲームフローなどが公表されています。
初心者だけでなく、プロでも新しい台を打つときには、いきなり打つのではなく、まず始めにその台をしっかり調査します。
次に、パチスロマシーンのデータ表示器から各台の現状を解析します。この表示器では、本日は何回BBやRBが当選しているか、どのくらいの回転数でどのくらいの頻度当選しているかなどが分かります。またその台の天井を把握しておけば、BBやRBがゼロで天井に近い回転数まで回っている台などは非常に勝てる可能性が高くなります。
従ってスロットの解析方法をまとめると以下2つです。
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事前に機種固有のスペックや確率データ、ゲームフローなどを解析
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当日、各台のデータ表示器から勝てる可能性や設定を逆算して解析
パチスロのまとめ
パチスロ始めるに当たり、押さえておくべき点はご理解頂けましたでしょか。
パチスロは単にリールを回転させて「777」を狙うだけでなく、各機種によりストーリや演出が異なります。そのなかでボーナスが確定した時だけ「777」が揃ったり、子役が揃えたりして遊ぶゲームですので、初心者のかたは少し事前に調べたり覚えたりすることが必要です。
少し慣れてきたら各台の解析や攻略法を習得して、更にレベルアップを図りましょう。
監修: 定家真理央
コンテンツライター