ブックメーカー 違法性を解明【合法ブックメーカーの条件】

日本からブックメーカーを利用する際、「違法」なのか「合法」なのか最も気になる部分かと思います。

ブックメーカーの違法性を考える時には2つの視点から法律を考えなければなりません。まず、ブックメーカーのサイトを運営する企業が法律を遵守しているか否か。ブックメーカー自体は合法でも運営する企業が違法営業していると、プレイヤーも被害を被ることになります。

次に、ブックメーカーは海外で合法的に運営されていても日本から参加することが日本の法律に抵触するか否かの問題です。

本記事では、前者のブックメーカーサイト(運営企業)が合法的に運営する条件や優良サイトの条件、違法サイトを避ける方法について詳しく解説します。

日本に進出している優良ブックメーカー

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ブックメーカーサイトの違法性

ブックメーカーサイトの違法性

1790年代にイギリスで誕生したブックメーカーは、1960年代に英国政府公認となりました。

日本ではギャンブルというと悪いイメージを持つ方が圧倒的に多いですが、ブックメーカーで人気のスポーツブックなどは好きなチームを応援するため、また試合観戦をより一層楽しむための娯楽として存在しています。

ブックメーカー各社は政府からの認可を受け、規制や法律に沿って合法的に営業しています。その証となるものが後ほど説明するライセンス。

もちろん、ライセンスはどこの企業にも発行されるわけではなく、厳しい審査の上で発行されています。

スポーツベットを展開するブックメーカーは、世界的にも有名な大企業が運営していることも多く、上場企業なども参加しているのです。

合法的なブックメーカーの店舗も存在する

1934年に創業され、英国・アイルランド・ジブラルタルなどの世界中に拠点がある英国最大のブックメーカーのひとつ「ウィリアムヒル(William Hill)」はイギリスには実店舗が存在します。

店内には大きなモニターが数枚あり、競馬やドッグレースの中継、最新のオッズなどが表示されています。

そしてテーブル、賭けをリクエストする窓口があり、壁には競馬のオッズが貼ってあったり、サッカーベッティングのためのマークシートもずらり。ゲームセンターと宝くじ売り場を足したようなイメージです。

実店舗で賭ける手順はマークシートか白紙に記入→賭け金を支払い→(結果の確定後)当たっていれば回収…というステップ。

ブックメーカーの店舗は日本の馬券売り場と少し似ています。

ブックメーカーの(違法性の無い)運営条件

ブックメーカーの(違法性の無い)運営条件

ブックメーカーはギャンブルが合法化されている国で運営されているとはいえ、全ての企業がそうではなく、ブックメーカーのライセンス取得有無を確認する必要があります。

違法性なく運営しているかどうかの条件やライセンスの種類についてご説明します。

ブックメーカーの運営が合法的な国か否か

ブックメーカーは合法化されている国で運営されていることはもちろんのこと、政府から発行される正式なライセンスを取得していることも重要なポイントとなります。

運営法人はギャンブルが合法化されている国を拠点とした海外法人である必要があるため、例えば運営法人が日本だった場合、日本ではギャンブルが合法化されていない為、違法となりプレイヤーと運営の双方を逮捕することができてしまうという事になりますのでご注意を。

ゲーミングライセンスの取得と種類

合法的に運営するためには、運営会社の拠点がある国家・地域の政府などから厳重な審査によってライセンスを得て、更新していく必要があります。

運営会社が『政府ライセンス』を取得しているかどうかを確認。ライセンス取得=安全と安心性の証。ライセンス無く運営しているサイトは、国際的な適法性が無い状態で運営している、ということになります。

厳重な審査の内容とは、十分な資金をしっかり管理・有しているか・プレイヤーから入金された資金をきちんと保管しているか・マネーロンダリングや犯罪に使われないようユーザの本人確認をしっかりと行っているか・公平な結果が出るようなシステムが導入されているか、等々になります。

ライセンスを取得する事により、健全な事業としては運営されているのです。

また、運営会社は明確に公表されていることがとても重要なので、運営会社の公開情報は必ずチェックしておきましょう。イギリスやマルタ、キュラソー島、フィリピンなどがライセンス発行国として有名です。

優良ブックメーカーの見分け方

優良ブックメーカーの見分け方

ライセンスであれば何でも安全なのか?というと、そうではありません。発行の審査基準(難易度)は発行している国によって異なります。

ライセンスを申請する先はサーバー設置の国となり、発行をしている国政府にサイトが申請をし、政府の調査をクリアした時にはじめてライセンスが発行されます。

何度も審査を行ってやっと取得できるような国もあれば、その反対に使用料さえ払えば審査をほとんど行わずに取得できる…というライセンスも存在します。

ライセンスの有無だけでなく、「審査が厳しく評判の高いライセンスを取得しているか」を確認すると、より安心してブックメーカーを始めることができます。

例えば以下3社のようなブックメーカーは十分に優良ブックメーカーと言えます。その理由は優良ブックメーカーを判別する際に注目べき重要な3つのポイントをしっかりと押さえているからです。

では、優良ブックメーカーを判別する重要な3つのポイントを順に解説します。

判別方法01:ゲーミングライセンスの種類

ライセンスにも種類があり、有名な3選をご紹介します。

キュラソー政府発行「CIL」

キュラソーはかつてオランダ領アンティルの統治下にあった島で、1996年以来オンラインゲームのライセンスを提供してきました。

20年以上と長く事業を行っており、キュラソーのライセンス取得をしているオンラインカジノに対し、定期的に審査を行っていることもあり、信頼あるライセンスです。

また、ライセンス料は比較的安いので、ブックメーカーやオンラインカジノの多くがキュラソーのライセンスを取得しています。

マルタ発行「MGA(Malta Gaming Authority)」

マルタ共和国は世界で小さい国としてもあげられるほど、人口も少なく41万人とされていますが、小さい国ながらもマルタ共和国のマルタゲーミングオーソリティー「MGA」はライセンス発行審査が厳しいので、評価が高くライセンス発行国の中でも文句なしに信頼、安心ができるとされています。

また、マルタ共和国はオンラインカジノの規制を初めて取り入れた国であり、ライセンス業界ではどの業界よりもポジションが高く、犯罪や不正といったことからオンラインカジノを守ったり、未成年がプレイしないようにしたりなど、プレイヤーが安心してオンラインカジノに取り組める環境作りをしています。

イギリス発行「UK Gambling Commission」

世界でも有数の賭博文化と歴史を持つイギリス。イギリスのライセンスは取得が困難であり、オンラインカジノ業界の中でも信頼性が高い運営ライセンスです。

つまりイギリスの運営ライセンスを取得をしているブックメーカーは、安心安全に遊ぶ事が出来るということ。

イギリスでは、「UK Gambling Commission」に認可されなければ、国内でギャンブル関連のサービスを提供することができません。「UK Gambling Commission」の構成は公表されており、政府の後ろ盾もあり、軸のしっかりした構成であることが分かります。

取締役会はイギリス政府のデジタル・文化・メディア・スポーツ庁から任命され、様々な業界知識やバックグラウンドを持った11人にて構成されています。

その他の有名なライセンスの種類を知りたいかたは「オンラインカジノの保有するライセンスの構造と信頼性」に詳しく解説しています。ブックメーカーのライセンスとオンラインカジノのライセンスは同じですので、参考にしてみて下さい。

判別方法02:口コミや評判をネットで調査

信頼性とあわせて、どのブックメーカーがいいのか?とブックメーカー各社それぞれの個性や特徴を事前に調査しておく事は必須です。

「ブックメーカーおすすめランキング」などと調べ、評判や各ブックメーカーの詳細を調査しましょう。

チェックすべきポイントは下記の様な項目です。

  • 信頼性:不払いなどのトラブルにならないか?

  • 完成度:スポーツ種類や賭けの豊富さ等

  • 日本マーケットに対する熱量:日本人ユーザー向けにサービスを展開しているか?

判別方法03:宣伝文句の真偽を確認

「クレカ入金可」宣伝して実際クレカは非対応であったり、「日本語サポート充実」と宣伝していながらも、返信がなくなる・片言の通じにくい日本語の返答がきたりする…という事も。

事前に悪い口コミについてもネットでチェックしておく事がポイントです。

違法の疑いがあるブックメーカーの特徴

違法の疑いがあるブックメーカーの特徴

では違法の疑いのあるブックメーカーの見分け方とは?

ブックメーカーを使用する前にまず考慮すべきはライセンス・安全性。「ブックメーカーの安全性・合法性を保証するライセンスは取得しているか?」などのチェックポイントをご紹介します。

運営情報の記載が無い

利用規約の一番始めに記載されていることの多い運営元とライセンスの情報。運営元の会社とその所在地が書かれているか?という事をまず確認!その記載がなければ信頼性があるとは言えません。

サイトにライセンス情報の記載が無い

次にライセンスの取得有無と、どこのライセンスかを確認します。もし利用規約にライセンの記載がなければ、取得していない可能性も。

すべてのブックメーカーには、運営ライセンスの取得が義務付けられており、ライセンスのないブックメーカーは違法です。また、前述の通り、ライセンスを持っていればどこのものでも良いわけではありません。

どこのライセンスかも確認が必要となります。

サイトにバグが多い

ブックメーカーは世界的な外部監査機関による最終難関チェックを受ける必要があります。

必要な項目を全てクリアする事により、認定マークを取得する事が可能。認定に合格するまでのチェックレベルは非常に高く、一発で合格した企業はないと言われている程なんです。

そしてブックメーカーのサイト自体もその確認項目の一つであるため、バグが多すぎる場合には危険の可能性があります。

違法性のあるブックメーカーのまとめ

2021年現在ではブックメーカーに関する明確な法律は存在せず、オンラインカジノ同様に「グレーゾーン」となっています。

今後も法律がどう改正されていくかは未だ分かりませんが、カジノ法案が通るなどの動きがあるので、公営ギャンブルしか認めなかった日本でもカジノやブックメーカーが合法になる方向に向かっていると言えるでしょう。

それまでは違法に運営しているブックメーカーには絶対に参加せず、上記ご説明した様にライセンスや運営元情報を必ず確認し、信頼できるブックメーカーに登録してプレイするようにしましょう。

定家真理央

定家真理央

コンテンツライター

163 Articles
世界各地でテーブルゲームをプレイしてきた経験を活かして、常にプレイヤー目線のコンテンツを提供しています。オンカジの良さや登録が簡単であること、そしてランドカジノよりオンカジの方が勝ちやすいことへの周知を広げるべく日々邁進しています。
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監修: 和希愛

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編集長