バカラの重要確率 | 実践で知っておくべき確率思考の戦術

バカラプレイヤーの多くは、プレイヤーよりバンカーに賭けたほうが勝率が高いことは知っていると思います。しかし、バンカーに賭けてもなかなか実際には勝ててない人も多いのではないでしょうか。

確かにバカラでは、バンカーに賭けるほうが理論勝率は1.2%程度上がりますが、ゲーム全体の流れやカードの偏りを考えると一概にバンカーに賭けるようほうが有利とは限りません。バカラで勝つためには、基本的な状況で起こりうる事象の確率を頭に入れて、臨機応変にベットする方法を変えていかなければなりません。

本記事では、バカラの確率を知っておく重要性や最低限、覚えておくと有利にゲームを運べる重要な確率に絞って解説します。

バカラのルールについては「バカラとは?|ルールとコツを徹底解説!」に詳しくまとめていますので、こちらをご確認下さい。

バカラの最重要確率

バカラの重要確率

バカラの確率を考える上で最も重要になるのが「ハウスエッジ (控除率)」です。

ハウスエッジ(控除率)とはギャンブルを行っている胴元の取り分の事です。カジノを運営するための資金として使われます。このハウスエッジを理解しておけば、胴元側に一方的に搾取されることを回避できますので、きちんと理解しておきましょう。

ハウスエッジ(控除率)については詳しく知りたいかたは、「ハウスエッジ(控除率)とは」をご確認下さい。

バカラには8デッキ、6デッキがあり、それぞれハウスエッジが違います。8デッキとは、ジョーカーを除くトランプ52枚を1デッキとして、8組のトランプ416枚を使用することです。6デッキでおこなわれるバカラもあり、こちらは312枚使用するということです。半分使い切ると新しいデッキ (416枚) が補充されます。

では、以下でオンラインカジノに多い8デッキを例にハウスエッジ(控除率)を計算方法をご説明します

バカラのハウスエッジの求め方

ハウスエッジは、「(賭け金-期待値) ÷賭け金」の計算式で求めます。

ハウスエッジの求め方

また、期待値とは賭けた金額に対して戻ってくる見込み金額のことです。バカラの場合「期待値=賭け金×勝率」となります。

今回は、バンカー、プレイヤー、引き分けともに100ドルずつ賭けたものとしてバンカーのハウスエッジを計算します。バンカーに賭けた場合のハウスエッジの考えられるパターンは以下の3つです。

  • バンカーの勝ち(払い戻し:195ドル)
  • プレイヤーの勝ち(払い戻し:0ドル)
  • 引き分け(払い戻し:100ドル)

では、まず期待値を求めていきます。

期待値=195×0.4586(バンカーの勝率)+0+100×0.0952(引き分けの確率)=98.95ドル

次に、期待値が分かったので、ハウスエッジの計算式に代入すると、

バンカーのハウスエッジ=(100-98.9)÷100=0.0105=約1.05%

同じように、プレイヤーと引き分けについても計算すると下記の結果になります。

  • バンカーのハウスエッジは約1.05%
  • プレイヤーに賭けた場合のハウスエッジ:約1.24%
  • 引き分けに賭けた場合のハウスエッジ:約14.3%

バンカーの方が勝率は高いですが、払い戻しが少ないため両者の期待値と控除率にはほとんど差がなくなります。誤差の範囲内といった程度です。ただし、引き分けの場合は一気に控除率が上がることがわかりますね。それでも、他のギャンブルに比べるとバカラのハウスエッジは相当低いといえます。

引き分けは9倍配当のテーブルが多いため、一発逆転や大勝ちを狙う人が賭けたくなる場所ではあります。しかし、長期的に引き分けに賭け続けた場合、賭け金の15%以上を失い続ける計算になります。バカラで勝ち続けたい人は引き分けには賭けない方が得策というわけです。

バカラの各勝率

バカラでは、主に「バンカー」「プレイヤー」「引き分け」の何れか、又は複数に賭けますが、それぞれの勝率について考えていきます。

プレイヤーとバンカーのどちらに賭ける方が勝率は高いのでしょうか。確率論で言えばバンカーが有利です。

しかしあくまでも確率論で考えた場合の話です。プレイヤーよりバンカーの方が若干有利という程度ではないでしょうか。実際にバカラの勝率を比較してみると、わずかな差ですが、プレイヤーに賭け続けるよりはバンカーに賭け続けた方が勝率は高まりそうなことがわかります。

ここでは、オンラインカジノに多い8デッキ、ランドカジノに多い6デッキ、参考として1デッキの場合の「バンカー」「プレイヤー」「引き分け」のそれぞれの勝率は以下のようになります。


1デッキの勝率 6デッキの勝率 8デッキの勝率
プレイヤー勝利 44.61% 44.62% 44.62%
バンカー勝利 45.91% 45.86% 45.86%
両者引き分け 10.91% 10.00% 9.52%

バカラでバンカーの勝率が有利になるのは、プレイヤーとバンカーで3枚目が配られる条件が異なるためです。ゲーム自体はすべてディーラーが主導してくれるので、こちらも簡単に条件をまとめると下記3つのようになります。

  1. プレイヤーは逆転のチャンスが少ない
  2. プレイヤーは3枚目を引いたことにより逆転されるケースも多い
  3. バンカーは逆転のチャンスが多い

根本的にこのようなルールになっているのです。このため理論上のバカラの勝率は、プレイヤーよりもバンカーの方が高く設定されているわけです。

バンカーに発生するコミッション

バカラの勝率はバンカーが有利なルールになっていますが、ベットすることにはデメリットもあります。予想を的中させても5%のコミッションを取られることです。

プレイヤーのベットが的中すれば配当は2倍ですが、バンカーのベットを的中させても5%のコミッションを差し引いた1.95倍の配当となるわけです。特にマーチンゲール法で賭け続ける際には、バンカーベットは注意が必要です。

なぜなら、6連敗以上すると1回の勝利では損失を回収できなくからです。やはり還元率で比較しても若干ですがバンカーが有利のようです。

「バンカー」に賭けても有利にはならない理由

さて、ここまでバカラの勝率について説明しましたがあくまでも理論上の話です。実際のバカラの現場でどちらが稼ぎやすいのかは試してみないとわかりません。

多くのプレイヤーがバカラのスタートはコミッションを取られているのだからバンカー側が有利と考えています。が、実はコミッションは後付けの理由なのです。

バカラのルールではプレイヤー側が6だった場合には3枚目はひけませんが、バンカー側が6だった場合は3枚目をひく事ができます。この点がバンカーが勝ちやすいとされる根拠となっています。

例えばプレイヤーが6でバンカーが7だった場合はその時点で勝敗が決まりますが、プレイヤーが7でバンカーが6だった場合は3枚目の数字次第で逆転が可能だからです。

まずはバンカー側から賭け始め、ある程度勝ててからプレイヤーに掛けると良いのではないでしょうか。バカラはスタートのたびに手数料をとられるものではなく、バンカーが勝った時のみ手数料を徴収していく仕組みになっています。これを知らないと払戻しが少ないと勘違いしてしまうことになるかもしれません。

プレイヤーとバンカーの勝率差は約1.2%、そしてバンカーのコミッションなどで、バンカーが有利とは限らない、と覚えておきましょう。

特定の事象が起こる確率

バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのカジノゲームは、前ゲームの結果が次ゲームの結果に影響しないといわれる、独立事象のゲームです。ルーレットは完全にこれに該当しますが、バカラやブラックジャックはゲームごとにカードが減っていきます。一定の割合まで減ると追加されますが、ゲームごとにカードが減っていけば各カードの出現確率が変わるため、完全な独立事象ゲームではないともいえるでしょう。

そこで知っておくと実践のバカラ戦略に役立つ確率をまとめますので、是非覚えておきましょう。

ナチュラルの確率

ナチュラルとは、バカラ開始時に配られる2枚のカードの合計が「8」、又は「9」になることを言います。特に合計8を「ナチュラル8」、合計9を「ナチュラル9」と区別します。では、ナチュラルでプレイヤーが勝率する確率、負ける確率、引き分ける確率をみていきます。


勝つ確率 負ける確率 引分けの確率 合計
ナチュラルの勝敗確率 16.26% 16.26% 1.79% 34.30%

バンカーが3枚目を引く確率

バンカーに3枚目が配られる条件は、バンカーの合計やプレイヤーのカードによって決まります。簡単にまとめると以下のようになります。

  • バンカーの最初の2枚の合計が「2」以下の時は3枚目を引く
  • バンカーの最初の2枚の合計が「3-6」の時はプレイヤーのカード次第
  • バンカーの最初の2枚の合計が「7」以上の時は3枚目を引かない

以下に、8デッキを想定してバンカーのみが3枚目を引いた時のプレイヤーの勝敗確率をまとめました。


勝つ確率 負ける確率 引分けの確率 合計
バンカー3枚目を引く確率 8.61% 2.26% 0.90% 11.77%

プレイヤーが3枚目を引く確率

プレイヤーに3枚目が配られる条件は、最初配られたカードの合計が「5」以下の時です。同様に8デッキを想定してプレイヤーのみが3枚目を引いた時のプレイヤーの勝敗確率は以下の通りです。


勝つ確率 負ける確率 引分けの確率 合計
プレイヤー3枚目を引く確率 3.39% 13.42% 1.76% 18.57%

両者が3枚目を引く確率

バンカーとプレイヤーの両者が3枚目を引いた時のプレイヤーの勝敗確率は以下の通りです。同様に8デッキを想定しています。


勝つ確率 負ける確率 引分けの確率 合計
両者3枚目を引く確率 15.48% 13.02% 3.27% 31.77%

バカラで3連勝する確率

では、どちらかに賭けて運良く2連勝することはありますが、3回連続で勝つ確率はどのくらいあるのでしょうか。それぞれの3連勝する確率を見ていきます。

ゲーム回数 バンカー連勝確率 プレイヤー連勝確率 引分け連続的中確率
1勝利 45.86% 44.62% 9.52%
2連勝 21.03% 19.91% 0.90%
3連勝 9.65% 8.88% 0.08%

上記3連勝の確率からバンカーやプレイヤーは、おおよそ11-12回に1回程度の割合で3連勝することが分かり、引分けが1回的中する確率と同程度であることが分かります。

バカラの基本戦略

バカラの基本戦略

さて、ここまでの内容を踏まえて、改めてバカラの基本戦略を考えてみましょう。

バカラのルールはとても簡単です。参加者はプレイヤーかバンカー、引き分けの3つのうちのどれかに賭けるだけです。そんなバカラでも実はプレイヤーの勝つ確率やカードを引く確率を計算すると奥の深いゲームであることがわかりましたね。

大数の法則を理解する

バカラの還元率が非常に高く、プレイヤーが儲かりやすい仕組みになっていてもカジノとして成立する理由は、「大数の法則」を基本原理としているからです。大数の法則とは、試行回数が増えれば増えるほど、理論勝率に収束していくことを言います。従って、胴元の儲けとなるハウスエッジが低くても大金を使って、長時間遊んでくれるプレイヤーがいればカジノは儲かる仕組みになっています。

このハウスエッジの仕組みを逆手に、プレイヤーはさっさと勝ち逃げすることでハウスエッジを可能な限り低くして稼ぎやすくなります

バカラ罫線からゲームの流れを把握する

バカラを含めて全てのカジノゲームには、「ギャンブルの波」が存在しています。シューに残るカードの偏りや、ルーレット盤の微妙な傾きなどで必ず、一時的な連勝や連敗が続きます。

このギャンブルの波を読むことができれば、非常に勝つことが簡単になります。バカラでは、ギャンブルの波をリアルタイムで表示するために「罫線」が使われます。様々な角度から刻一刻と進むバカラの流れを教えてくれるので、バカラの上級者は必ず活用しています。バカラでは4種類の罫線を上手く読むことができれば、勝率は飛脚的に向上します。

バカラの罫線について知りたいかたは、「バカラの罫線とは何か?正しい見方と戦略的な活用方法を徹底解説」に詳しくまとめていますので、こちらをご覧ください。

バカラ確率のまとめ

今回はバカラの確率について詳しく分析しました。プレイヤーとバンカーの勝率はほぼ等しい、とりあえず引き分けにかけることはしないでおく、と覚えておきましょう。さらにご紹介した「ギャンブルの波」や「大数の法則」は、バカラにかかわらず様々なギャンブルに応用が利くので参考にしてくださいね。ますます勝率が上がり楽しいカジノライフを送れるでしょう。そして最終的に目標利益に達したらゲームから降りることも肝心です。

結局バカラでは、バンカーとプレイヤーのどちらが有利なのですか。

どちらに賭けるべきかは、バカラの罫線から流れを読んでベットすることが重要です。

ハウスエッジ(控除率)とペイアウト率(還元率)の違いがよく分かりません。

ハウスエッジは胴元(運営側)の儲けを表す割合で、数字が大きければ胴元に有利、プレイヤーに不利となります。一方でペイアウト率はプレイヤーが長期的にプレイした際に払い戻される割合を示していますので、数字が大きければプレイヤー有利となり、胴元が儲からないということになります。

バンカーのコミッション5%の意味が曖昧です。仮に全員がプレイヤーに賭けて勝てば、胴元の儲けはゼロになるということですか。

バカラ以外のカジノゲームには、コミッションという概念はなく、勝率やハウスエッジから胴元の売上が算出されていますが、バカラに関しては通常の概念に+でコミッションという概念が存在します。従って、例えばバカラのハウスエッジが他ゲームに比べて低くても、コミッションがあるので胴元は儲かる仕組みです。