カジノとパチンコの特徴を「気になる5つの指標」で比較
オンラインカジノとパチンコをプレイヤー目線で比較すると何が違うのか、客観的な観点から両者の特徴を比較します。
近年日本でもオンラインでカジノをプレーするユーザーが増えてきていますが、彼らはのなかにはパチスロからオンラインカジノに乗り換えて遊んでいる人も多く存在します。
それはパチンコよりオンラインカジノのほうが優れている点があくことを裏付けていますが、では何が具体的に違うのでしょうか。。
カジノとパチンコは、表面的には同じギャンブルとして扱われていますが実質的な内容は異なります。カジノとパチンコでは明らかに客層が違うことが一つの特徴といえます。
欧米のカジノではドレスコードが厳しく、ビーチサンダルに短パンといった軽装では入れないカジノも多く存在します。
日本でも2016年12月に可決されたカジノ法案 (IR法案) をきっかけに、カジノが与える経済的・社会的影響などを報道しています。それもあって、国民の間でもカジノに対する関心が高まりつつあるのです。
本記事ではパチンコと比較しながらカジノの実態を解説します。
カジノとパチンコの語源や由来
どんな言葉にも語源や由来はあるものですが、カジノとパチンコという言葉の由来もとても興味深いものです。ここでは二つのギャンブルとは似て非なる魅力的な語源と由来をご紹介しましょう。
カジノの語源と由来
カジノ (Casino) の語源はイタリア語の「家」を意味する「カーサ」に由来しています。立派な「カーサ」を持つ貴族たちは郊外の別荘に客人を招いては社交パーティーを開き、余興としてカードゲームなどを楽しんでいたのです。
本来は保養地を意味するカーサでしたが、いつしか人々の集まる「社交場」「娯楽場」を指す言葉になりました。
そして時代が変わるにつれ、現在のようなギャンブルゲームを提供する施設をカジノとして呼称するようになりました。カジノの経営側のことを「ハウス」と呼ぶのもそのなごりですね。
カジノの中でも特権階級向けのサロンと一般市民向けの娯楽施設の二通りがありました。それが現代の荘厳なヨーロッパ型のカジノと、カジュアルなアメリカ型のカジノになったと考えられています。
カジノは「上流階級向けのサロン」としてヨーロッパ各地へと広まり、富裕層だけに許された娯楽として楽しまれるようになりました。
一方で、アメリカを代表するラスベガスでは、19世紀のゴールドラッシュ時代に旅人の娯楽としてスタートしたため、現在も一般観光客向けに開放されたカジュアルで気軽なエンターテインメントスタイルのカジノへと発展した訳です。
パチンコの語源と由来
パチンコの由来ですが、パチンコと聞けば普通は玉を穴に入れるゲームのことを想像しますよね。
ところが、業界ではピストルを意味するし、「ハジキ」とか「チャカ」といった俗称を聞いたことあるかと思いますが、実は最も古くから使われてきた呼び方は「パチンコ」なのです。
「パチン」という擬音に接尾語の「コ」が付いて「パチンコ」が生まれたと言われています。
気になるカジノとパチンコの違い
それでは、カジノとパチンコの違いを五つの指標から紐解いて行きましょう。まず「カジノ」は、ギャンブルをしてその場で換金できる施設のことです。
一方「パチンコ」は、ギャンブルをして交換所に行き換金するシステムです。カジノは賭博場、パチンコは交換所が別にあるということが根本的な違いかもしれません。
施設の目的の違い
カジノは単なるギャンブルの場としてだけでなく、エンターテインメント施設としても役割を持ちます。
多くの場合、カジノ施設は宿泊施設、商業施設、エンターテイメント施設なども併設され、観光資源としての役割も果たしています。
ラスベガスでは、テーマカジノを中心に家族連れや地元客をターゲットにしたカジノが発展し、エンターテイメント施設との融合が主流となっています。ラスベガスでは、様々な公演やスポーツイベントが通年で行われており、専用劇場を設置していることもあります。
こういった、エンターテイメント施設は、天候や季節変動の影響を受けない観光資源として、レジャー目的の集客が期待でき、ギャンブル以外の目的の顧客誘致に不可欠なものとなっています。
一方、パチンコは営利目的のサービス業であり、客がいなければ淘汰される可能性があります。
パチンコをやる人たちの目的はお金を儲けることであり、少しでも勝てるかもと期待を持って行くことが多いとされています。
パチンコのスロット画面に映される映像だけを目的に訪れる人はまずいないでしょう。
稼ぎやすさの違い
次にカジノとパチンコの稼ぎやすさを比較してみましょう。以下に主だったギャンブルの還元率をまとめて表にしてみました。
各種ギャンブル | 還元率 |
---|---|
カジノ・オンラインカジノ | 93%~98% |
パチンコ・パチスロ | 80%~85% |
競馬・競輪・ボート | 70%~75% |
宝くじ・ロト | 約40% |
このように、カジノの還元率は他のギャンブルに比べて高くなっています。マイナスイメージのあるカジノですが、実は日本の公営ギャンブルと比べて、カジノは良心的な胴元なのです。
オンラインカジノの還元率が高い理由は経営体制にあり、実店舗がないことから経費を多く抑えられていて、その分プレイヤーへの還元率が高くなっています。しかし、還元率が高いからといって勝ちやすいわけではないので、お気を付けください。
また、パチンコで稼ぐことが出来るかというと、それも難しい話であり、警察庁によって制定された規制改正案で攻略要素がなくなりました。規制の主な内容は、パチンコで大当たりしたときの出玉数の上限をそれまでの2400個から1500個に引き下げたことです。
競馬や競輪、宝くじなど日本の公営ギャンブルの還元率が低いのは、公営ということで国から税金 (ハウスエッジ) が天引きされているからです。
このことから、カジノが最も稼げるギャンブルであるといえます。
待遇面の違い
続いて、カジノとパチンコのお客への待遇の違いをみていきます。
オンラインカジノにおいてのVIP制度とは、ハイローラーと呼ばれる高額賭け金を使うプレイヤーが対象で、VIPフロアでのゲームプレイや専任スタッフのサポートなど、優遇された待遇が受けられます。プレイヤーの継続プレイや賭け金額に応じて「コンプポイント」 というシステムが適用されたり、VIPランクが上がる毎に、特典を受けられるようになっています。
一方、パチンコは完全実力主義の世界であり、プレイヤーの腕次第で稼ぐことができます。しかし、プロでない人にとっては、月収や年収がマイナスになる可能性もあります。それでも、パチンコ店では少額のプレイヤーでも大事な客として扱われ、丁重にもてなしてもらえます。
それぞれのギャンブルの業界においても、プレイヤーに合わせた適切で丁寧な対応が大切であることは共通していると言えるでしょう。
パチンコは手軽、カジノは面倒、というイメージがあるのではないでしょうか。
そんなあなたには、インターネットで遊べるオンラインカジノをおすすめします!
検索すれば、実際に自分のお金を賭けて、パソコンやスマホで遊べるカジノがたくさんあります。インターネット環境があれば、いつでもどこでも、リアルなカジノができるわけです。
オンラインカジノは海外ではとてもメジャーなネットゲームの一つになっており、観光客などでごった返すカジノに行かなくても手軽に遊べるから大人気です。
最近は日本語化されたところや、日本人サポーターを用意するなどといった日本人向けサービスが充実したオンラインカジノも増えています。
評価の高い日本人向けオンラインカジノは「オンラインカジノの日本語対応力を徹底検証」にまとめています。
安全性の違い
パチンコの仕組みの「三店方式」という言葉がありますが、出玉を景品に交換する、店舗外の別の窓口で現金に換金する、という手順のことを言います。
パチンコはこの手順を踏まえることで、
現金を提供すること
商品 (景品) を買い取ること
出玉を営業所外に持ち出さないこと
が守れる事から、違法性を免れています。しかし、三店方式でギャンブルとしての違法性から逃れているとしても、パチンコは非常に射幸性の高い遊戯であることは間違いありません。
2021年に施行されたカジノ法案 (IR法案) を成立するための対策として、ギャンブル依存症対策基本法案が検討され、その中にはパチンコも対象として含まれています。
オンラインカジノは現時点では違法でも合法でもない、グレーゾーンであり、なぜなら現在の日本にオンラインカジノ自体を明確に裁くための法律がないためです。
オンラインカジノ自体は、海外企業が政府発行のライセンスを取得して運営している限りは合法的な存在です。
日本からプレイした場合にどうなるのかというところが論点になりますが、要点は下記です。
日本から海外のオンラインカジノをプレイすることについては、法律で定められていない
法律がないのではっきり裁くことは難しいが、合法でもないため、現在は抜け穴状態
法律がないことに加えて、日本の賭博に関する法律は、基本的に運営側を裁くためにあるという理由から、現在のところプレイヤー側が裁かれることは考えにくいという見解が多いようです。
カジノ施設が開業したらパチンコはどうなる!?
カジノ法案 (IR法案) が国会で成立し、世間ではカジノに対するネガティブなイメージが先行してギャンブルに対する規制や、依存症などの社会的な問題も話題となるようになりました。その中でも、競馬や競輪のような公営ギャンブルよりも遊戯として合法的に運営されているパチンコのほうが社会問題としてクローズアップされているようです。
カジノが日本に誕生することで、新たなギャンブルが加わり、パチンコ業界がIR法案の影響を受け、パチンコの利用者が減るのではないかと考える人もいます。
しかし、実際にはカジノ法案によるパチンコへの影響は少ないと考えられています。なぜなら、カジノとパチンコではターゲット層が異なり、カジノは外国人観光客や富裕層がメインターゲットとなるからです。
IR法案では、カジノに行く日本人プレイヤーは入場料として6000円を支払う必要があり、1カ月に10回しか行けないと決められています。そんなカジノに、1円から気軽に始められるパチンコに慣れ親しんだ人たちが通うでしょうか。
一方、パチンコは庶民層をメインターゲットとしており、身近な存在となっていいます。カジノ法案とパチンコには大きな関連はなく、まったく違う種類のギャンブルとして住み分けられます。
サミーやユニバーサル、ベガスベガスのように海外でカジノ施設を運営する企業もありますし、もともとパチンコとカジノは親和性が高いので、今後も多くの企業が参入すると思われます。
「北斗の拳シリーズ」で知られる「サミー」は韓国の仁川にIR施設「パラダイスシティ」を開業しました。また、パチスロ機開発の大手であるユニバーサルはフィリピンにカジノ・エンターテインメントリゾート「OKADA MANILA」をオープンさせています。
同名のパチンコホールを運営するベガスベガスもベトナムに「ハリウッドワン ゲーミングクラブ ハロンベイ」を開業しました。
カジノとパチンコの比較まとめ
今回はカジノとパチンコの違いについて詳しく話してきました。 どちらもそれぞれの特徴があり、好みや状況によって選択するというのもいいのではないでしょうか。
今のところ、業界内ではパチンコとカジノの共存は可能という意見が大多数を占めています。しかし、それも裏を返せば、カジノに遊戯業発展の希望を見いだそうとする政策の表れなのかもしれないですね。
オンラインカジノを始めるならまずは日本で最もユーザー数の多い最大手ベラジョンカジノがおすすめします。
無料登録すると「$20」ドルのお試しマネーが自動的にウォレットへ付与されます。お試しマネーといっても出金条件を満たせば実際に出金できますので、是非、試してみて下さい。
監修: 定家真理央
コンテンツライター