パチスロの機種別解析方法とデータ表示の解析方法を簡単解説
パチスロで勝つためには「技術と知識」が重要ということになります。
重要な技術のなかでも「機種解析」と「データ解析」について詳しく解説します。
パチスロで定期的に勝って収益を上げるためには、スロットの機種解析と当日のデータ解析が必須となります。パチスロプレイヤーの多くは、調査やデータ活用をしておらず、気分で打つため負ける人も多いのが現状です。
パチスロは、カジノのスロットマシーンのように「運」で勝負が決まるのではなく、正式にプレイヤーの技術によって差が出るように設計と運営がされています。これは日本の法律や規制の問題が関わっており、パチスロに技術介入を持ち込むことで合法ギャンブルとして成立させているという側面もあります。
初心者の方も慣れてきたら打つ台の機種解析やデータ表示器の解析を心掛けましょう。
パチスロ解析の重要性
パチスロには、出玉を調整する「設定」やプレイヤーの救済措置として「天井」という概念が存在します。全てのパチスロは、機種ごとに出玉率を表す機械割が定義されており、いくら資金を使えばいくら払い戻されるのかが決まっています。もちろん長期的にスロットを回した場合の数値なので1日程度のプレイ時間ではその機械割に収束することはありませんが、まずスロットには機種ごとに「機械割」があるということは知っておきましょう。
そしてパチスロの各台には設定を1~6まで調整できるようになっており、その設定数値によって機械割も変わります。そこで設定を予測することができれば、勝てる可能性も上がることになります。
また、ノーマルタイプの機種には存在しないのですが、ATタイプやARTタイプの機種には「天井」という概念が用意されています。天井は「〇〇回転以内には、必ず1回ボーナスが当たる」といった救済措置で天井の回転数を知っておけば、ボーナス当選のすぐ手前の台を選ぶこともできます。
このように各機種ごとのデータ指標を予め調査しておき、当日のデータ表示器を解析できれば勝率も上げることができるのです。
データ表示器の解析
全てのパチスロの台には、必ず当日や前日の各種データが閲覧できるデジタル盤が設置されています。このデータ表示器から各台の現状を把握することができます。
では、データ表示器の種類と活用方法を解説します。
データ表示器の種類
パチスロのデータ表示器には、主に2種類あって、大きい正方形型と横長の長方形型があります。横長の長方形型は昔からのカウンターで多くの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
また大きい正方形型のカウンターにも各メーカーで様々なデザインがあり、長方形型も同様にいろいろなデザインがあります。
但し、どれも表示されるデータは、ほぼ同じですので、どれか一つ知っておけば、あとは全部読むことができます。大きい長方形型のデータ表示器は新しいタイプで、長方形型よりも少し詳しいデータが確認できます。
データ表示器の読み方
ここでは、上図の古いタイプで設置台数の多い長方形型のデータ表示器で解説します。読み方はとても簡単なので初心者の方も覚えておきましょう。データ表示器から分かるデータの種類は主に以下5種類です。
BB (大当たりの回数)
RB (レギュラーボーナスの回数)
G (ゲーム数)
ボーナス履歴グラフ
一日の総回転数
このデータ項目の詳細がどこまで見れるかはデータ表示器の種類によって少しずつ異なりますが、基本データはこの5種類です。
では、以下から指示番号で見方を順に説明します。
①本日のBB数
当日店舗が開店してから、この台でBB(大当たり)が当たった累計回数
②本日のRB
当日店舗が開店してから、この台でRB(レギュラーボーナス)が当たった累計回数
③本日のG(ゲーム)
ゲーム数は、スロット1回転すると数字が一つずつ増えていきます。一方でBB、又はRBが当たるとカウンターは「0」に戻り、またスロットを回すたびにカウンターが「1」ずつ増えていきます。
つまり前回の大当たり、又はレギュラーボーナスからボーナスが来ることなく何回転しているかを知ることができます。
④前日のBB数
前日、この台でBB(大当たり)が当たった累計回数
⑤前日のRB数
前日、この台でRB(レギュラーボーナス)が当たった累計回数
⑥前々日のBB数
前々日、この台でBB(大当たり)が当たった累計回数
⑦前々日のRB数
前々日、この台でRB(レギュラーボーナス)が当たった累計回数
⑧ボーナス履歴グラフ
ボーナス履歴グラフの赤ブロックはBB、オレンジブロックはRB、緑ブロックはボーナスが当たった回転数の領域です。
左から順に、一回前のボーナス、2回前のボーナス…と続いていきます。また緑ブロック1個が「0~99回転」、2個が「100~199回転」、3個が「200~299回転」…を表しています。
従って、上画像のグラフ(⑧)の矢印の位置が前回のボーナス状況を表しています。赤ブロックの上に緑ブロックが1個積み上がっているので、「前々回ボーナスが終了してBB数(①)がゼロにリセットされてから99回転以内にBBが当たった」ことが分かります。
上図の履歴グラフのボーナス色は全て赤(BB)ですが、もしレギュラーボーナスが当たった場合、ブロックはオレンジ色で表示されます。
データ表示器の解析例
では、データ表示器の見方が分かったところで実際にこのデータをどのように活用できるかを3つご紹介します。データ解析はプレイヤーのスキルによって千差万別なので、まず初心者のかたは以下3つを押させていきましょう。
解析例1:天井狙い
パチスロのAT機やART機には「天井」というボーナスが当たらない状態の最大回転数が決まっています。例えば人気機種「押す番長3」の天井は約1500回転となっています。すなわち、前回ボーナスから1,500回転以内には必ずボーナスが当選することになります。
もし、押す番長3のデータ表示器を確認して「G (ゲーム)数」が1,000回転を超えている台を見つけた場合、最大約10,000円を消化する前に必ずBBかRBの何れかは当選することが分かります。
このように予め打ちたい台の天井をネットで調べておけば、当日店舗でゲーム数を確認して天井を狙って確実にボーナスを狙いにいくことができます。
解析例2:ボーナスの当選頻度
ボーナス履歴グラフを確認することで、その台のボーナス当選頻度が分かります。緑ブロック1個の回転数が「0-99回転」と先述しましたが、グラフを左から右に見ていき、緑ブロックの数が少ないほど、ボーナスの当選頻度が高いことになります。
どの列にもたくさん緑ブロックが積まれてたら控えたほうが良いでしょう。次のボーナスを当てるまでに軍資金がどんどん減る可能性が高いです。
解析例3:設定狙い
初心者でもデータ表示器から大雑把に、その台の設定が予測できます。これは事前準備が必要で、事前に打ちたい台の設定別ボーナス当選確率ネットで調べておきます。
例えば、スーパーハナハナ6号機のボーナス当選確率は以下のようになっています。
設定 | Bigボーナス | Regularボーナス |
---|---|---|
1 | 1/196 | 1/380 |
2 | 1/183 | 1/356 |
3 | 1/169 | 1/329 |
4 | 1/157 | 1/308 |
5 | 1/145 | 1/286 |
6 | 1/134 | 1/265 |
この場合、データ表示器で総回転数とBB数、RB数に着目して、総回転数に対するBB数の割合とRB数の割合を計算します。例えばデータ表示器の総回転数が3,500回転、BB数23回、RB数12回になっていたとして、以下2つの計算で設定を予測します。
BB数/総回転数=23/3,500=1/152.17
RB数/総回転数=12/3,500=1/291.67
ここで算出した確率と上表のBB数を確認すると設定4-5の範囲、RB数も同様に設定4-5に入っていますので、この台は設定4以上という予測を立てることができます。但し、BB数とRB数を計算した際に同じ設定領域に入らない場合や、設定4-5ではなくもっと厳密に分析したい場合は合算確率を活用していきます。
合算確率の活用方法は、近日「設定の具体的な見抜き方」で詳しく解説予定
パチスロ機種解析の方法
パチスロは機種別にスペックやゲームのルールが決められておりますので、インターネットを利用して調べておきましょう。
打ちたい台のゲームフローやルールが分からなければ、本来払い戻されるメダルを取り逃すことにもつながります。また、スペックが分からなければ期待される出玉やデータ表示器の情報も分析できません。
では、パチスロの事前調査では、どのようなことを調べておけば良いのでしょうか。インターネットで機種名を調べると非常に多くの情報が出てきて、何をどう調べれば良いか分からないかたもいるかと思いますので、パチスロ初心者の方は、まず以下5つの情報をご確認下さい。
解析項目1:機種のゲームフロー
全てのスロットは、ゲームフローに沿って様々な演出が液晶パネルに表示されます。その演出によってBBの当選確率や子役演出の前兆などが分かります。このゲームフローを把握せずにスロットを打っても液晶パネルやランプなどで教えてくれる演出の意味が分かりません。結果的にメダルの取りこぼしが起きてしまいます。
Googleなどの検索エンジンに「スロット名 ゲームフロー」と検索すると、いろいろなサイトが紹介しています。良くサイトで「初心者はAタイプ(ノーマルタイプ)のジャグラーやハナハナがおススメ。」などと紹介している記事がありますが、この理由の一つにAタイプの機種は、ゲームフローがとてもシンプルで簡単だからです。
例えば、ジャグラーのゲームはフローを確認頂くと「通常時にGoGoランプが点灯したらボーナス確定。BBなら約312枚、RBなら104枚」程度しか書かれてありません。すなわち、ジャグラーは、適当にスロットを回しながらGoGoランプが光ったらボーナス確定なので、目押しをしてボーナスに突入という流れが分かります。
これがAT機やART機になると、ゲームフローも複雑になります。
解析項目2:ボーナスの確率表
2つ目の確認項目は、機種の設定別ボーナス当選確率です。確率表は設定別にBB(大当たり), RB(レギュラーボーナス), 合算の3種類が記載されています。
例えば、スーパーハナハナ6号機の確率を調べてると以下のような情報が確認できます。
設定 | Bigボーナス | Regularボーナス | 合算 |
---|---|---|---|
1 | 1/196 | 1/380 | 1/129 |
2 | 1/183 | 1/356 | 1/121 |
3 | 1/169 | 1/329 | 1/111 |
4 | 1/157 | 1/308 | 1/104 |
5 | 1/145 | 1/286 | 1/96 |
6 | 1/134 | 1/265 | 1/89 |
上記の設定別ボーナス確率を覚えておけば、当日データ表示器からある程度の設定を予測することができます。設定の狙いかたは本ページ上項の「解析例3:設定狙い」で解説しています。
解析項目3:機種の機械割
全てのスロットは、設定別の機械割が存在します。機械割とは長期的にスロットを回した時に、投入したメダル数に対して、どのくらいのメダルが払い戻されるかを表した指標です。
機械割は以下のような計算式で表します。
機械割(%)=払い戻されたメダル枚数÷投入したメダル枚数×100
例えば、機械割96%の機種設定で1,000枚メダルを投入した時に960枚払い戻されることになります。一方で機械割110%の機種設定なら1,000枚の投入すると1,100枚払い戻されることになります。従って、機械割が100%以上の機種設定を打つことができれば、長時間打つことでプラス収益にもっていけることになります。
初めて打つ台は、必ず機械割を確認しておくことで勝ちやすい台か勝ちにくい台かが分かります。
解析項目4:機種の天井
初めての台を打つときは天井となる回転数も調べておきましょう。データ表示器で打つ台を選ぶ時に天井を知っておけば、すぐにボーナスを引ける台が見つかるかもしれません。
例えば「ミリオンゴット 天井」で調べると、1500回転前後という情報がすぐに見つかります。
解析項目5:子役確率
パチスロの子役とは、ボーナス以外で1~15枚程度のメダルを獲得できる役のことで、一般的に子役絵柄は「スイカ、チェリー、ベル」などがなります。機種により他の絵柄が子役になることもあるので、事前に子役の絵柄についても調査しておきましょう。
子役の払い戻しは少ないけど、ボーナスより当たる確率は高いので、子役をちょこちょこ獲得しながら資金の消化を押さえて、ボーナスを狙いにいきます。ちなみに子役は目押しが必要なので、通常時は常に子役を狙ってスロットを回すよう心がけましょう。
ボーナス以外でメダルの払い戻しは、子役しかないので、ボーナスを当てるまでに如何に資金を節約するかという意味で子役の確率は非常に重要となります。
新しい台を打つ前には、「子役の絵柄」と「子役の確率」を確認しておきましょう。
パチスロ解析のまとめ
このようにパチスロで継続的に勝つためには、機種のデータ調査と各台のデータカウンターの分析が非常に重要になってきます。事前にスロット機種の各データを調査して、台のデータと照らし合わすことで、ボーナスを当てやすくなり、子役の取りこぼしも減らすことができます。
ここで解説した内容はパチスロ初心者でも十分に実践できる基本的な解析内容ですので、しっかり活用していきましょう。
パチスロ未経験者のかたは、まず慣れることが最も大切ですが、打つ機種の「天井」となる回転数を調べて、当日ゲーム数から天井に近いスロットを回すのが、簡単でかつ、確実性の高い勝ち方です。
通常時にスロットを回していくとき、常に子役となる絵柄を狙って打っていきます。そうすることで、子役を取りこぼすことが減ります。子役の当てる必勝法のようなものは存在しません。
ゲームフローは専門用語が多いので、出てくる単語を一つずつ調べながら慣れていくしかありません。使われている用語は、どのゲームフローもおおよそ同じなので、一度理解すれば、どれでも分かるようになります。
監修: 和希愛
編集長