パチスロの攻略法「ゾーン狙い」とは!?ゾーンの仕組みと狙い方を解説
パチスロのゾーンの狙い方や注意点などを解説します。
パチスロの最大の目的は、もちろん勝ってプラス収益を出すことですので、何も知らずに打つより可能な限り攻略法を知って打つ方が確実に期待値は上がります。
ただ、ゾーンを狙う立ち回りは、パチスロのことを一通り理解して、ある程度経験を積んだ中級者以上が良いでしょう。
様々な情報サイトで、初心者はまず「ゾーン狙い」を習得することを推奨していますが、ゾーン狙いで実際に勝っていくためには、技術だけでなく、メンタルもパチスロに慣れていく必要があります。
パチスロに限らずギャンブルは、投資とは異なり、運的な要素が強く、資金が減っていく状態を合理的に説明できない場合が多いので、理由も分からず資金が減っていく状態に耐えなければなりません。
このメンタルの強さがゾーン狙いでは、必要になってきますので、初心者はまず天井狙いや設定狙いで勝つことを考えましょう。
ゾーン狙いとは
ゾーン狙いとは、AT機やART機のボーナスが当選しやすいゲーム数の区間を狙って打つ立ち回る方法です。
スロットを回すとデータ表示器のG(ゲーム数)も増えていき、ボーナスが当選するとゼロに戻ってリセットされますので、表示されているG数は前回ボーナスに当選してから回されているゲーム数、ということになります。そこでスロットの各機種には、内部的に当選しやすい回転数の範囲が決まっており、その範囲を知っておくことでゾーンに入っている状態の台を見つけることができます。
例えば、100G~199Gがゾーンの機種では、データ表示器を確認して150Gで空いてる台などを確保することで、残り50ゲーム未満の間に当たりやすい!ということが判断できます。
また、機種のゾーンは常に固定ではなく、ゾーン区間が変わることもあるので合わせてボーナス履歴なども確認しなければなりません。
ゾーン狙いの特徴
ゾーンを狙う立ち回りでは、他の設定や天井を狙う方法と比べて大きく異なる性質があります。
それは例えゾーンが狙えても勝てる保証は無いということです。設定狙い(一般的に設定6の台を狙う)は成功すると、その日はプラス収益がほぼ確定します。また、天井が狙えれば確実にボーナスに当選することができます。これら2種類の立ち回り方法は、狙う過程で知識は要求されますが、狙いさえ当たれば確実に勝てます。
一方でゾーンの狙えるチャンスは、他2つの立ち回りに比べて多いですが、例え狙えたからと言って勝てる保証はなく、そのままボーナスに当選することゾーン区間が終了することもあります。
そこでプレイヤーが知っておくべき、ゾーン狙いのメリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
1台当たりのG数が少なく、時間効率が高い
ゾーンは狙いえるチャンスが多い
ゾーン狙いを意識していない人が多い
デメリット
ボーナス当選に保証がない
ゾーンを抜けたか否かの判断が難しい
ゾーンに期待できる収益が低い (期待値が低い)
ゾーン狙いの方法
パチスロで実際にゾーン狙いで立ち回る際には、事前に打つ機種のゾーンをインターネットや本で調査しておく必要があります。
各機種には、ボーナスの当選し易いゾーンが複数あり、それぞれのゾーンで当選確率なども変わってきますので、始めは調査内容をメモしてホールへ行くと良いでしょう。調べる際には、「機種名 ゾーン」のようなキーワードで検索すると、ボーナスや子役の当選ゾーンに関する情報がいろいろ出てきます。
例えば、「押忍!サラリーマン番長」のボーナスゾーンを調べてる以下のようになっているます。
ゲーム数 | 当選確率 | 確率ランク |
---|---|---|
1G~50G | 13.98% | 中 |
51G~100G | 24.69% | 高 |
101G~150G | 16.63% | 中 |
151G~200G | 10.21% | 低 |
201G~250G | 21.04% | 中 |
251G~300G | 22.78% | 高 |
301G~350G | 9.78% | 低 |
351G~400G | 10.38% | 低 |
401G~450G | 19.01% | 中 |
451G~500G | 23.45% | 高 |
501G~550G | 9.48% | 低 |
551G~600G | 10.61% | 低 |
601G~650G | 18.60% | 中 |
651G~700G | 22.99% | 高 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
チャンスゾーンは、50ゲーム間隔や100ゲーム間隔になっており、上記ではより詳しく50ゲーム毎にゾーンが表示されています。
例えば、「51G-100G」の当選確率が24%以上と最も高く、「451G-500G」も23%以上と当選率が高くなっています。この表では省略していますが、「押忍!サラリーマン番長」の天井は約1500回転付近になるので、大きく「1,000G-1,500G」の区間では、当選確率が100%になります。
このような情報を事前に調査しておき、当日その機種の台のデータ表示器を一つずつ確認していきます。
仮に「押忍!サラリーマン番長」で70G回して空いてる台を見つければ、既に高確率のチャンスゾーンに入った状態で止められているので、すぐに確保しましょう。残り30ゲーム以内にボーナスを引く可能性が高くなります。但し、この最大区間でも当選確率は約24%と4回に1回程度しか当たらないので、もちろん当たらない確率の方が高いということになります。
従って、100ゲーム付近を過ぎたあと、どこで止めるかが重要になります。次の「101G-150G」の区間でも当選確率は約17%あるので、もしかしたら105Gで当選するかもしれません。ゾーン狙いの難しいところは「どこでゾーンを抜けたか」の判断です。本来は高い期待値を狙う為にゾーンを狙っているのに、この境界線が分からず、ズルズル打っていくと、どんどん期待値を押し下げることになります。
また、ゾーンを抜けたと思えば、他の台でゾーンに入る台を探して回ります。これがゾーン狙いの具体的な立ち回り方法ですので、少しパチスロに慣れてきたプレイヤーは是非、実践してみましょう。
ゾーン狙いのアドバイス
ゾーン狙いは、設定や天井狙いのように定量的な評価ができず、狙い方には個人差が出てしまいます。
例えば、天井狙いはマニュアル通りにすれば、確実に成果を得られますが、ゾーン狙いはマニュアル通りにしても確実に成果が得られるとは限らないスポーツのようなものです。マニュアルは大切ですが、練習して経験値を積むことで狙いの精度を上げていく立ち回り方法です。
そこでゾーン狙いを実践するに当たり、重要な点を3つにまとめます。
ゾーンの存在する機種
パチスロでゾーンを狙う為には、機種にゾーンが存在しなければ狙えません。チャンスゾーンは全ての機種に存在するわけではなく、AT機とART機のみに存在します。Aタイプ(ノーマルタイプ)はゾーンの概念がありません。
パチスロ初心者に人気のジャグラーやパルサー、ハナハナシリーズなどは全てAタイプの機種なのでゾーン狙いはできません。これは基本ですが、初心者の方はしっかり覚えておきましょう。
ゾーン以外は無視
ゾーン狙いの目的は、ボーナスの当選確率が高いゲーム区間のみを打って期待値を上げることです。
従って、当選確率の低いゾーンのボーナスは捨てることを前提に打ちますので、欲張ってゾーン以外のラッキー狙いは止めましょう。ゾーン狙いをする場合、1台当たり50-100回転程度しか回さないので、当選しなければ10分程度で終わります。もしこのゾーンを打ち切って当選しなければ潔く打つのを止めて他の台に移りましょう。
ゾーンは常に一定ではない
ゾーン狙いの難しいポイントの一つが、ゾーンは常に一定ではないということです。ゾーンは大きく分けるとAモードとBモードに分かれており、Aモードは偶数区間(200G代, 400G代, 600G代…)、Bモードは奇数区間(100G代, 300G代, 500G代….)を表しております。各台は内部的にこのAモードとBモードがコロコロ変わります。もしAモードの時は偶数区間にゾーンが存在して、Bモードの時は奇数区間にゾーンが存在します。
これを見分けるためには、各台のデータ表示器のボーナス履歴で、どの区間でボーナスが頻繁に当選しているかを確認します。
但し、インターネットで各機種のAモードゾーンとBモードゾーンも調査できますので、そこも合わせて調べておきましょう。
ゾーン狙いのまとめ
パチスロのゾーン狙いは、他の立ち回りの中でも少し難しいように思われたかたもいるのではないでしょうか。ゾーン狙いの精度を上げるためには、どうしても実践の経験値が必要になってきますが、どれだけ精度が高めれても当選確率が高いゾーンを狙えるだけで、ボーナス当選の保証も勝てる保証も全くありません。
ただ、ゾーン狙いは設定や天井のように、探したけど今日は狙える台がない、ということはなく、ゾーンで止まっている台はどのホールでもたくさんあります。
ゾーン狙いを極めることで全ての台の当選確率の高い区間だけを確実に打てるようになるので、長期的なパチスロ生活にとってはかなり有利な攻略法と言えます。ある程度、設定や天井狙いができるようになってきた方は、是非ゾーン狙いにも挑戦してみて下さい。
監修: 和希愛
編集長